尼崎の創業支援税理士が教える!「資金調達の方法は、いくつあるか?」 2017.09.05
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 もう何年も前の話になりますが、某大学で「起業家養成講座」というプログラムのお手伝いをしていたことがあります。 先日、当時の教え子のHくんと偶然再会する機会があり、「ところで、起業の方はしないの?」と聞くと、「そのために貯金しているんですが、まだ足りないので。まあ、3年後にはする予定です」とのこと。 確か3年前に会った時にも、同じセリフを聞いたように思うのですが・・・ |
これは何もHくんに限った話ではありません。
日本政策金融公庫総合研究所が毎年実施している「新規開業実態調査」によると、
次のような結果がわかっています。
・起業経験がなく、起業に関心がある起業家予備軍は15.7%(6人に1人)
・起業に踏み切れない大きな要因は、自己資金不足と失敗時のリスクの大きさ
しかし、資金が足りないのであれば、調達すれば良いだけの話。
ここで起業時の資金調達先として考えられるものを列挙してみましょう。
1 自分の貯金や資産 → 出資する、または会社に貸す
2 配偶者や両親、その他の親族 → 出資してもらう、または借りる
3 友人・取引先・以前の勤め先など第三者 → 出資してもらう、または借りる
4 政府系金融機関 → 借りる
5 民間金融機関 → 借りる
6 投資家/エンジェル → 出資してもらう
7 ベンチャーキャピタル → 出資してもらう
8 国や地方公共団体 → 助成金をもらう、補助金をもらう
9 自分の事業 → 自ら稼ぐ。前金をもらって、支払いは後払い
私が思いつくものを列挙するだけでも9つもあります。
ところが、これまでに私が相談を受けた起業家の8割は、資金調達先を「自分の貯金や資産」、「配偶者や両親、その他の親族」、「友人・取引先・以前の勤め先など第三者」という3つだけだと考えているようでした。
つまり、知人縁故に頭を下げることだけが資金調達と勘違いしている起業家が多かったのです。
もちろん、知人縁故からの資金調達も重要です。
しかし、先の4〜9を組み合わせて必要な資金を手に入れて、見事に起業を成功させた人が多いのも事実です。
もちろん、他の資金調達先が、おいそれと貸してくれる訳ではありませんし、また、資金調達先がお金を貸す先に求める内容も、それぞれ異なっています。
ですが、資金調達の方法は9つもあるのです。
資金調達がネックになって起業に踏み切れないという方は、ぜひ上記の方法の可能性を探ってみて下さいね。
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