尼崎の創業支援税理士が教える!
「起業家が考えるべき、「売上の方程式」とは?」 2016.08.30
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 これまで、たくさんの創業計画書を見てきましたが、売上計画の数値について聞いてみると、その根拠があいまいな方が非常に多いです。 実はこのような方の多くは、残念ながら起業家人生が短命に終わってしまいます。 そこで、今回は起業家が考えるべき「売上の方程式」について、解説してみます。 |
たとえば、売上計画を1億円にしたとしましょう。
この1億円を達成するための方程式はいくつもありますが、基本形は次のとおりです。
売上 = 客単価 × 客数
例えば、1億円の売上でも
a)100円の飲料を、100万人に買ってもらう
b)100万円のソフトウェアを、100社に買ってもらう
c)1億円の不動産を、1人に買ってもらう
などが挙げられますが、これらはとるべき行動が全く異なります。
また、客単価をさらに分解すると、次のようになります。
客単価 = 商品単価 × アイテム数
例えば、1億円の不動産を1人に買ってもらうケースでは、
・5000万円の不動産を2件買ってもらう
・1000万円の不動産を10件買ってもらう
という方法も考えられます。
また、客数はさらに分解すると、次のようになります。
客数 = 新規客 + リピーター
例えば、100万円のソフトウェアを100社に買ってもらうケースでは、
・他社からの乗り換えの提案で、新規客100社に買ってもらう
・バージョンアップなどの提案で、リピーター100社に買ってもらう
という方法も考えられます。
まとめると、売上の基本方程式は、次のようになります。
売上 =(商品単価 × アイテム数) × (新規客 + リピーター)
起業に成功する人は、この売上の方程式を作り、この4つの要素のうち、どれを改善すれば売上目標を達成するのかを常に意識されています。
起業家は、ぜひ、売上の方程式を考えた上で、事業をスタートさせてくださいね。
もちろん、私どもでも、売上の方程式の考え方について、しっかりとアドバイスさせて頂きます。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間の起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
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