面談で何を話す?創業動機・経験・事業への思いの伝え方 2026.07.28
こんにちは、税理士の定本です。 創業融資の面談は「数字だけ」でも「情熱だけ」でも通りません。 見るのは、返済可能性=計画の妥当性×実行する人の再現性。 限られた時間で、なぜ今あなたがこの事業をやるのか、どうやって成功確度を高めるのかを、結論先行・数字根拠・具体策で伝えるのがコツです。 以下に、構成と話し方のテンプレート、よくある質問への備え方を整理します。 |
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面談官が見る3点
– 動機の合理性:原体験や市場の課題→提供価値へのつながり
– 経験の再現性:過去の実績やスキルが事業にどう転用されるか
– 計画の具体性:売上の積み上げ根拠、コストと返済の整合、リスク対策
結論は「なぜ自分が、今、この市場で、勝てるのか」。この骨子に全てを紐づけます。
創業動機の伝え方(60秒テンプレ)
構成=原体験→課題認識→解決策→なぜ自分→開始タイミング
話し方例(60秒):
「前職で◯◯(原体験)を通じ、顧客が△△で困っている(課題)と痛感しました。そこで、□□という提供価値で解決します(解決策)。私には××の実績があり、必要な仕入・集客の目処も立っています(自分)。物件契約・採用の準備が整い、需要が最も伸びるこの時期に開始します(タイミング)。」
※抽象語より具体語。数値・固有名詞・地名を入れて信憑性を高める。
経験・実績は「数字・役割・学び」で語る
– 事実と数字:売上、粗利率、担当顧客数、コスト削減額など定量で
– 自分の役割:自分が関わった範囲(例:新規獲得、リピート率改善)
– 学びと転用:その経験を創業後にどう使うか(例:原価交渉、在庫回転)
30秒パーツ例:「月商300万円、粗利率28%。独自の施策で獲得単価を1,800円→1,200円に。創業後は同じ運用型広告とCRMで初月50件、顧客獲得単価2,000円を見込みます。」
事業への思いを「勝ち筋」に変換する(3分構成)
– 顧客像と課題:誰のどの痛みを解くか
– 価値提案と差別化:商品・立地・価格・体験のどこで違いを作るか
– 集客と収益モデル:チャネル別の獲得数×客単価×来店/利用頻度
– 主要KPI:客単価、CPA、回転率、LTV、在庫回転日数
– リスクと対策:売上未達時の固定費圧縮、安全運転のシナリオB
例:「客単価2,800円、1日来店20名で日商56,000円。月25日営業で売上140万円。粗利率60%、販促費は売上の5%。顧客獲得単価2,000円、月新規50名、リピート率40%。未達時は人員シフト調整と広告停止ラインを事前設定。」
よく聞かれる質問と答え方(結論→根拠→数字→対策)
– なぜ今?…結論(需要と準備が整った)→根拠(データ/契約/実証)→数字(試算)→対策(冗長化)
– 売上根拠は?…客数の積み上げ、単価、稼働、導線(駅距離/導入実績)
– 自己資金はどう積んだ?…通帳の入出金履歴、継続性、家計余力
– 競合優位は?…顧客体験/価格/アクセス/専門性/スピードのどれかで優位を明示
– 家計は大丈夫?…生活費、別収入、配偶者の協力、保険・積立の見直し
– 最悪ケース?…売上▲30%の時の資金繰り、固定費削減シナリオ、資金の追加確保策
避けたいNGワード・態度
– 「なんとかなる」「やってみないと」など根拠なき楽観
– 競合や前職の悪口、他責の発言
– 数字の不整合(計画書と口頭の食い違い)
– 見せ金や家計の過小申告を疑われる説明
– 長所の背伸び、過度な多角化宣言(焦点がぼける)
当日の進め方と準備物
– 資料3点セット:創業計画書、月別収支計画(資金繰り表)、根拠資料(見積/契約/相場)
– 想定問答を20問用意し、回答は「結論→根拠→数字→対策」で統一
– 服装・時間厳守・姿勢と目線、メモを取り要点は復唱
– 最後に「追加でご提出した方が良い書類は?」と確認→約束した提出期限は厳守
面談は「物語」ではなく「計画と実行者の信頼」を短時間で示す場。
原体験に裏打ちされた動機、数字で語る経験、思いを勝ち筋に落とし込んだ計画、そして未達時の対策までを一貫した構成で伝えましょう。
準備したテンプレを使い、声に出して繰り返し練習することが合格点への近道です。
いかがでしたか。
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