尼崎の創業支援税理士が教える!「起業家が常に気にすべき10の指標とは?」 2016.07.26
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 突然ですが、車の運転席に座ると、目の前にはたくさんの計器がありますよね。 常に全てを確認している人は少数派だと思いますが、運転中に 「走行速度を示すスピードメーター」、「総走行距離を㎞で表示するオドメーター」、「方向指示の表示灯」、「燃料計」などの計器の表示は把握しようとしているはずです。 |
なぜなら、これらの数値を見ていなければ、大事故につながる危険性があるから。
一方、飛行機のコックピットには、もっと多くの計器があり、パイロットは細心の注意を払ってそれらの計器をチェックしています。
なぜなら、パイロットは多くの乗客の命を預かっているから。
前おきが長くなりましたが、起業家も会社を経営(操縦)する以上、大事故にならないように、常にチェックしておくべき指標(計器)があります。
押さえておきたいポイント
起業家が常に気にすべき10の指標は、これだ!
1 | 売上高の月次推移 |
2 | 経常利益の月次推移 |
3 | 人件費の推移 |
4 | 主要経費(上位3科目ほど)の月次推移 |
5 | 現金預金残高 |
6 | 売上総利益率 |
7 | 労働分配率 |
8 | 自己資本比率 |
9 | 顧客数の増減 |
10 | 入金が遅れている売掛金の金額 |
経営を車の運転にたとえると、“スピードメーター”に相当するのが、
「1 売上高」、「2経常利益」、「3 人件費の推移」、「4 主要経費の月次推移」
警告灯に相当するのが、「10 入金が遅れている売掛金の金額」といったところでしょうか。
このうち、車や飛行機の燃料計に相当する最も重要な計器は、何でしょうか?
答えは「5 現金預金残高」です。
理由は2つあります。
1つは、ガソリンに相当するお金が十分にあれば、いろんなことにチャレンジできる余裕があるから。
もう1つは、ビジネスはお金がなくなったらゲームオーバー、つまり、会社そのものが潰れてしまうからです。
先に、パイロットは乗客の命を預かっていると書きましたが、社長であるあなたも従業員の生活を預かっている立場です。
だから、大事故を起こした後で、「不注意で見ていませんでした」と言っても済まされませんよね。
ですので、起業家はこれらの指標を常に気にして下さい。
私どもでは、これらの指標でも、特にどの指標を気にすべきか、どれくらいの頻度でチェックすべきかなど、しっかりとアドバイスさせて頂きます。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間の起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
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