銀行格付の重要ポイント!「債務償還年数」って? 2021.6.29
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
前回は金融機関が融資先を「格付評価する際の2つのポイント」の1つである「自己資本比率」について詳しくご説明いたしました。 そして今回は、もう1つの「債務償還年数」について詳しくお伝えしてまいります。
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まず始めに、「債務償還年数」って聞き慣れない言葉ですよね・・・
おそらく一般的には使用されていないのではないでしょうか。
ただ金融機関の融資審査の際には、当たり前すぎるくらい重要な指標なのです。
難しく考えずに、簡単に言い換えると
債務 → 借りたお金を
償還 → 返せる
年数 → 年数
ただそれだけです。
「借りたお金を返せる年数」が長ければ長いほど、
・借りているお金が多い
・返すための原資(利益)が少ない
上記2点につながるため、金融機関としても融資するリスクがあるというのは当然ですし、格付は低くなります。
そして、重要なポイントとして
銀行格付における「債務償還年数」の基準は
→ 「10年未満」であるかどうかです!!
「10年」をひとつの基準として
債務者区分で「正常先(1~6)」と「要注意先(7)」に分けられます。
そして、プロパー融資を受けられないなど、大きな差が生まれます。
「銀行格付における重要な2つの基準」まとめ
・「債務超過(自己資本比率がマイナス)でない」
・「債務償還年数が10年未満」
これらを満たすことができれば、
銀行取引において、優位に進めることが可能になります。
もちろん簡単なことではありません。
しかし、これらの基準を理解した上で、
計画的に基準を満たせるように運営していくことが重要です。
いかがでしたか。
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