【意外と知らない】日本政策金融公庫の2つのデメリット 2021.3.30
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
前回のコラムでは日本政策金融公庫のメリットについて解説しました。 そして今回は反対に、日本政策金融公庫のデメリットについて解説しますので、しっかりとポイントを押さえて、今後の資金調達にお役立てください。 |
日本政策金融公庫の2つのデメリット
具体的なデメリットは2つあります。
1.融資実行まで時間がかかる
民間金融機関に比べると、日本政策金融公庫のほうが融資申込から実行まで期間は短いです。しかし、約1ヶ月~1ヶ月半かかりますので、スピードだけで比べると、即日調達できるカードローンやキャッシングには劣ります。
※ただし、カードローンやキャッシングは高金利かつ利用すると金融機関からの融資はうけづらくなります。
創業時の早く資金が必要なときにおいては、早めに申込することを心がけましょう。
2.財務内容に関わらず金利は同じ
民間金融機関では基本的に、財務内容が良いと金利が低くなり、財務内容が悪いと金利が高く設定されます。
それはなぜかというと、財務内容が悪いということは倒産する確率が相対的に高いことになり、そのような企業に融資をするのは金融機関にとってリスクが高くなります。
金融機関はリスクに見合ったリターンがないと融資をしませんので、リスクに見合った金利が設定されることになります。
これに対して日本政策金融公庫の場合は、財務内容によって金利が変動する体系にはなっていません。このため、とても財務内容が良い企業と財務内容が少し悪い企業でも金利は同じになるのです。
財務内容が良い企業にとっては、ちょっと物足りないところが出てくるかと思います。
まとめ
日本政策金融公庫の2つのデメリット
1. 融資実行まで時間がかかる
2. 財務内容に関わらず金利は同じ
前回解説したメリットと合わせて、日本政策金融公庫について理解していただき、どこから資金調達すべきか検討しましょう!
いかがでしたか。
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