尼崎の創業支援税理士が教える!「起業成功の方程式とは?」 2017.01.17
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 今回は、“起業成功の方程式”について解説します。
私どもが起業家のサポートをさせて頂いている主な業務は会社設立手続きと、その後の記帳や税務に関するお手伝いです。 従って、それらのサポートをするための情報さえわかれば、仕事は進められるのですが、それでも、「どうやって売上をあげるのか?」という点はつい気になってしまい、いつも聞くようにしています。 |
この時に出てくる回答は、大きく分けると2パターンあります。
1つは、「こんなに素晴らしい商品を販売するんです!」と、やたらと商品力だけをアピールしてくるパターン。
もう1つは、「〇〇に人脈があるので、そこを活用して販売していきます!」と、やたらと営業力だけをアピールしてくるパターン。
もちろん、どちらも重要なのですが、どちらか一方の力だけで、自信満々の方をよく見かけます。
しかし、そういう方に半年後に会って事業の状況を聞いてみると、完全にトーンダウンしてしまっていることも少なくありません。
サラリーマン時代ならうまく行っていたのに、いざ、起業すると、全くうまく行かずに挫折を味わっている方も多いようです。
なぜ、そんなことになるのでしょうか?
それは、前回の記事で解説したように、起業で成功するには1つの能力だけでは不十分だからです。
起業を成功させるためには、いろんな分野に精通する必要がありますが、大きく分けると、私は3つの力が必要であり、起業成功の方程式を次のように考えています。
起業成功の方程式 = 商品力 × 営業力 × 管理力
商品力とは、お客様に喜んでもらえる商品を生み出す力
営業力とは、その商品をお客様に興味を持ってもらい、買ってもらう力
管理力とは、その商品力、営業力をサポートする体制を作る力
といったところですが、ここで重要なポイントは、この方程式は3つの力の掛け算であること。
つまり、どれか1つが優れていたとしても、他の力がゼロであれば、全体もゼロになってしまうということです。
例えば、商品力の高い魅力的な商品を持ち、それを多くの方に売るだけの力を持っていたとしても、納期管理、請求書発行、代金支払、入金管理などができなければ、得意先、仕入先からのクレームで取引は停止。
代金回収もできず、会社が潰れるのは時間の問題となります。
また、商品力があり、それを管理する力を持っていたとしても、営業力がなければ売上は全く上がらず、こちらも潰れるのは時間の問題です。
そして、いくら売る力があり、管理する力があったとしても、商品力がなければ、元も子もありません。
売上は一瞬だけ上がるかもしれませんが、商品の質の悪さはすぐに広まり、やはり潰れるのは時間の問題となるのです。
これから、この3つの力をバランスよく身につけることを意識してくださいね。
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