尼崎の創業支援税理士から起業家へのオススメ本⑰『ヤンキーの虎』 2018.11.06
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 年間200冊ほどのビジネス書を読み漁っている私が、たまにご紹介させていただく「起業家へのオススメ本」
今回のオススメ本はこちらです ↓ 『ヤンキーの虎』 藤野英人(著)/東洋経済新報社 |
【目次】
序 章 | 知られざる成長ビジネスが地方にある |
第1章 | 「ヤンキーの虎」はなぜ生まれたか |
第2章 | 「ヤンキーの虎」の実像に迫る |
第3章 | 「ヤンキーの虎」のビジネス手法 |
第4章 | 「ヤンキーの虎」と地方の未来はどうなるか? |
第5章 | 「地方創生」に向けた私の取り組み |
カリスマファンドマネジャーであり、講演などで全国各地を回っている著者が、地方経済の勝ち組=「ヤンキーの虎」をテーマに書いた、興味深い一冊。
本書によると、「ヤンキーの虎」の特徴は以下の通り。
◆ヤンキーの虎
地方を本拠地にしていて、地方でミニコングロマリット(様々な業種・業務に参入している企業体)化している、地方土着の企業。
あるいは起業家
本書では、こんな「ヤンキーの虎」の実例と、そこから学べるビジネス・経営のヒントが明らかにされています。
気になった記述をいくつか示すと、
■ | ヤンキーの虎たちは、驚くほど様々なビジネスを展開しています。 例えば、パチンコやラブホテル、ウエディングビジネス、携帯電話の販売ショップ。 保有している裏山を改造してサバイバルゲームフィールドを作って集客する経営者もいました。事業に一貫性はありませんが、多角的に儲けています
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■ | なぜ彼らは順調に成功できたのでしょうか。 その理由の一つは、地銀や信用金庫の存在です。 地方の金融機関は、金融の地産地消を進めていて、ヤンキーの虎たちに積極的に融資しているのです
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■ | むしろ今は、都市から進出してきた人たちは「選択と集中」によって地方から撤退するモードに入っています。 こうして残されたマーケットの中、ほとんど無競争といった環境で、隙間産業を束ねて伸びているのが、ヤンキーの虎なのです
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■ | ヤンキーの虎は、東京にもしばしば訪れ、情報収集を怠りません。 東京で流行っているものや人気の出そうなものを探して、地元に持ち帰るのです。 いわゆる「ミニタイムマシン経営」です
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■ | ヤンキーの虎のキーワードは「事業意欲」「仲間意識」「スポーティ」 |
商売やマネジメントのヒントとなるキーワードがたくさん出てきて、オススメですので、ピン!と来た方は、ぜひ読んでみて下さい。
上記の本以外にも、起業を成功させるために、とても参考になる良書はたくさんあります。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で、読書好きの起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。