尼崎の創業支援税理士から起業家へのオススメ本⑯『世界で働く』 2018.09.04
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 年間200冊ほどのビジネス書を読み漁っている私が、たまにご紹介させていただく「起業家へのオススメ本」
今回のオススメ本はこちらです ↓ 『世界で働く。』 金城拓真(著) 日本実業出版社 |
【目次】
第1章 | 「世界」でビジネスをするための基本 |
第2章 | 「途上国」でビジネスをするための基本 |
第3章 | グローバルエリートとはひと味違う「交渉術」 |
第4章 | 打たれ強い「スタッフ」を育てる |
第5章 | 「お金」についての考え方 |
第6章 | 金城流・ビジネスをするうえで大切にしていること |
第7章 | 「仕事」について常に考えること |
2003年にアフリカでビジネスを始め、徒手空拳でアフリカに挑んだ結果、現在約50社を経営、グループの年商は数百億円に至るという著者の経験に基づいた“経営の秘訣”が解説された1冊。
■「契約書」=「確認書」程度の認識
■スタッフの60%はスラム出身の人間で体中にタトゥー
という環境の中で戦う著者が学んだ経営の秘訣が、シンプルな言葉で書かれており、参考になります。
特に気になった記述をいくつか示すと、
■ | 和橋で成功している方を客観的に見てみますと、お金のつながりよりも「周りにビジネスをつくる」形でつながっているほうが多い
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■ | 日本人が「自社に持ち帰って検討します」「私は答えられる立場にありません」といった答えを出すたびに、相手のアフリカ人はがっかりするのです。 自分の目の前にいる人間はこんなにも小物なのか、と。 そう思われてしまってはまとまる話もまとまりませんし、何よりも足元を見たような交渉をされてしまいます
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■ | 最強の営業は家族からの売り込みです。 家族が何かを販売していたら、それ以外の類似商品なんて目もくれませんよね。家族から商品を買うはずです
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■ | 交渉すべきは未来の結果であって、目の前にいる人は未来の結果と交渉していく仲間だ
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■ | 10元儲けたら、その取引の関係者それぞれに8元分の謝礼を送りなさい。 そして、1元は自分の会社のスタッフに配りなさい。 最後に残った1元を自分の利益にしなさい |
など、アフリカに限らず、すべての商売に当てはまる基本となることが書かれており、とても参考なります。
ピン!と来た方は、ぜひ読んでみて下さい。
上記の本以外にも、起業を成功させるために、とても参考になる良書はたくさんあります。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で、読書好きの起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。