尼崎の創業支援税理士が教える!
「起業家の適性判断:あなたは「I型人間」?それとも「T型人間」?」 2016.12.27
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 今回は、“起業家の適性”について解説します。
起業を考えている方の中には、現在は従業員として活躍し、会社から仕事ぶりを高く評価されている方も多いでしょう。 では、従業員としてバリバリ活躍できた方は、起業家としてもバリバリ活躍できるのでしょうか? |
実はそうとも限らないのです。
なぜなら、従業員として成功するために必要な能力・経験と、起業家として成功するために必要な能力・経験は全く異なるものだからです。
『金持ち父さん』シリーズで有名なロバート・キヨサキ氏は、著書『金持ち父さんの起業する前に読む本』(筑摩書房)で、従業員と起業家の違いについて、次のように言っています。
『多くの場合、従業員は専門家になる訓練を受けている。専門家とは、簡単に言えば「少しのことについて多くを知っている人」だ。専門家の器はいっぱいに満たされていなければいけない。(中略)一方、起業家は万能選手(ゼネラリスト)である必要がある。簡単に言うと、「多くのことについて少しを知っている人」だ。』
幣事務所の顧問先の社長は、これと同じようなことを、次のように表現されていました。
「起業するんやったら、I型人間からT型人間に変身せなアカン」
I型人間というのは、自分の部署や専門分野のことについては深く知っており、「この分野については、この人に聞けば間違いない」と信頼されているが、こと専門分野外のことになると、何も知らないし興味も持たないようなタイプの人だそうです。
このようなI型人間は、もちろん周囲から高く評価されているのですが、起業家はそうではいけないのです。
会計や法律、ビジネスモデルや経営戦略、営業やマーケティング、組織や人事、資金調達や投資など、多くの分野のことを知っている必要があるのです。
また、異なる専門家たちをうまく活用したり、人前でスピーチしたりする能力も必要となるでしょう。
しかし、これら多くの分野の基礎的な部分だけを理解していればいいのかというと、そうでもありません。
それはT型人間ではなく、漢字の一(いち)型人間であり、それでは、何も強みがなく、何もできない起業家となってしまうのです。
T型人間とは、多くの分野のことを浅く知っているだけでなく、特定の分野(例えばマーケティング)について深く知っているようなタイプの人だそうです。
さらに言うなら、本で読んだ、ビジネススクールで学んだというだけなら、それは単なる知識であり、それは平面にTの字を書いているだけで2次元の世界です。
大切なのは、そこに「実績」という厚みを加えていくことでしょう。
つまり、起業家は“3次元”のT型人間に変身していくことこそが、成功への道となるのです。
これから、ぜひ「3次元のT型人間」を目指してくださいね。
幣事務所では、上記のように、3次元のT型人間に変身するための知識を習得し、その実践事例の発表により実績を加えていく「会員制勉強会」を開催するなど、税務や会計面だけでなく、黒字化サポートにも力をいれております。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間の起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。
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