資審査で注意しておくべき損益計算書のポイント

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資審査で注意しておくべき損益計算書のポイント  2024.11.12

こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。

 

融資を受ける際、審査材料の一つとして損益計算書の提出が求められます。では金融機関は損益計算書のどの点に着目して審査を行っているのでしょうか。

 

今回は、融資審査で注意しておくべき損益計算書の3つのポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

ポイントその1「売上高」

金融機関が注視する損益計算書の項目の一つに売上高があります。売上高は融資審査の根幹となる項目です。主に次の2点に注目します。

 

 

売上高の安定性は、金融機関が融資審査を行う際に重視します。売上高が大きく変動していると、金融機関は企業の経営基盤が不安定とみなします。融資審査での評価が低くなる恐れがあるので、安定した売上計上に努める必要があります。

 

売上高の成長性も重要な要素です。金融機関は審査において、直近2期分の損益計算書を確認します。売上高をはじめ、全体の成長度合いをチェックするためです。売上高が伸びている企業の場合、将来的な利益拡大の可能性が高いと判断されやすくなり、金融機関からの評価が高まります。

同時に、今後の売上見通しに関して審査の際に問われることが予想されるので、経営者は、成長の要因や今後の戦略等に関して説明できるように準備しておくことをおすすめします。

 

ポイントその2「営業利益」

営業利益もまた、金融機関が損益計算書で注目するポイントです。なぜなら、営業利益は、企業の本業による利益を示しているからです。とりわけ、営業利益率について注目しています。

 

営業利益率は、売上高に対する営業利益の割合です。企業の収益力を判断する上で欠かせない指標です。安定した営業利益率を維持できていると、企業は金融機関から高い評価が得られやすくなります。

 

ポイントその3「キャッシュフロー」

売上高や営業利益が順調に推移している企業であっても、返済財源に懸念があると金融機関が判断した場合、融資審査は通りません。重要な考え方としてキャッシュフローがあります。

 

キャッシュフローは本来、キャッシュフロー計算書から企業の財務状況を判断しますが、融資審査では、主に簡易的なキャッシュフローで返済財源の有無を判断します。

 

簡易的なキャッシュフローの算出方法は、経常利益と減価償却費の合計額です。経常利益や減価償却費が少ないと、返済財源に懸念があると金融機関は判断します。いくら利益が順調であっても、キャッシュフローに問題があれば、希望融資金額の借入ができない恐れがあるので注意が必要です。

 

まとめ

金融機関は、融資審査の際に損益計算書を注視します。

損益計算書において、大事なポイントは以下の3点です。

 

 

企業は、売上高や営業利益、キャッシュフローを意識した事業運営を行うことが重要でしょう。

 

いかがでしたか。

 

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また弊社K&P税理士法人は認定支援機関に認定されておりますので、安定したサポートを提供させて頂きます。

 

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