<起業家にはぜひ知って欲しい>起業をしたら会計業務は自分でやるべきか否か!
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
起業家が独立して、本業以外にやらなければならない業務として、会計業務があります。会計業務は、決算書の作成や税金の計算等多岐にわたります。 起業家が一人で会計業務を行うと、事業が忙しくなった場合、会計業務どころでないケースも発生するかもしれません。会計業務を税理士に任せるべきでしょうか。 本記事では、起業をしたら起業家は会計業務を自分でやるべきかどうかについて解説します。 |
起業後にやるべき会計業務とは?
起業後に行う会計業務として、主に以下の3点があります。
- ・決算書の作成
- ・法人税や消費税等、税金の計算
- ・会計データを基に自社の分析
経営者が一人で会計業務を行う場合、上記の会計業務を行わねばなりません。
加えて、日々の仕訳もあります。簿記の知識が必要で、決算書類の作成には税務の知識も不可欠です。
経営者自身で作業が可能なところは、経営者自身が処理を行い、専門的な知識が必要な分野は税理士に依頼するのがいいでしょう。すべてを経営者が行うと、必要以上に時間をとられ、本業以外に時間や労力を費やされる可能性があります。
経営者自身が会計業務を行うメリット・デメリットとは?
経営者自身が会計業務を行うメリットおよびデメリットについて紹介します。
「メリット」
経営者自身が会計業務を行う最大のメリットは、コストがかからない点です。
税理士に依頼をすると経費がかかり、販管費の増加により、収益にも影響を及ぼすかもしれません。
経営者自身が会計業務を行うことで、会計知識や税務知識が身に付くこともメリットとしてあります。資金繰り等、経営者自らが会計処理を行うため、会社の現状がより把握できるでしょう。
「デメリット」
一方、デメリットとして、作業時間がかかる点があります。
決算が終わると2ヶ月以内に決算書類を税務署に提出しなければなりません。
決算書類に記載ミス等があれば都度修正し、税務署に再提出する必要があります。また納税金額に誤りがあり、追加で税金を納付することになれば延滞税など追加のコストも必要です。
労力や時間がかかってしまう上、計算ミス等によっては、コスト負担が発生する恐れがあるので、注意しましょう。
経営者が会計業務を税理士に依頼するメリット・デメリットとは?
経営者が一人で行わず、税理士に依頼する場合のメリット・デメリットについて紹介します。
「メリット」
正しい決算業務が行える点がメリットとして考えられます。経営者自身が作成した決算書類よりも信頼性がある決算書類を税務署に提出できます。また税理士に依頼することで、決算業務に時間や手間をかける必要がないため、自身の業務に専念できるでしょう。
「デメリット」
税理士に依頼するデメリットは、費用が掛かる点です。依頼内容や税理士事務所によりさまざまですが、顧問料として一般的に月に数万円、年間20~30万円前後の費用が必要です。
まとめ
経営者が会計業務を自身で行うと、コストがかからない反面、決算書類作成に手間や時間が必要です。一方、税理士に依頼をすると、正しい決算書類が出来上がると同時に費用がかかります。
これらを踏まえ、経営者にとって何がベストか判断して下さい。
いかがでしたか。
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