【経営者なら知ってて当たり前】資金繰り表で融資交渉を有利に進めよう!
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。 融資交渉の場で、用意しておくと便利な書類に資金繰り表があります。 資金繰り表は自社の経営管理に役立つのはもちろんのこと、融資交渉の場でも非常に有効的な書類となります。 今回は資金繰り表で融資交渉を有利にすすめられる理由について解説していきます。 |
資金繰り表とは
資金繰り表とは今後の会社運営の資金繰りを予測する表のことです。
いつ入金と支払いがあるのかを可視化し、スムーズに会社を運営するための書類です。
資金繰り表は会社経営に役立つのはもちろんのこと、融資交渉でも非常に有用です。
資金繰り表で融資交渉を有利にすすめられる理由
資金繰り表を作成しておくことで、融資交渉を有利にすすめられる理由は「事業者の返済の能力が分かる」ためです。
銀行が融資する際、最も重要視するポイントは事業者がしっかりお金を返済できるかどうかです。
資金繰り表があれば、将来いつお金が足りなくなりそうか・融資しても十分に返済できそうな経営内容か・いくらまでの融資であれば余裕をもって返済できそうかなど返済能力を銀行側が把握できます。
会社の事業内容を細かく把握していない銀行にとって、資金繰りが可視化されていると安心できます。
また、経営者の管理能力も評価されるので、融資交渉の際は必ず資金繰り表を提出することを意識しましょう。
特に運転資金での融資では重要
資金繰り表は特に運転資金での融資の際に重要視されます。
設備資金の場合、何にいくら投資するか?という点は明確です。
金融機関側も必要金額を把握でき、いくら融資すれば良いかというイメージがつきやすくなります。
しかしながら、運転資金の場合はそうではありません。
運転資金は仕入代金、人件費、広告宣伝費など内容が多岐にわたるため、どのくらいの資金が必要かというイメージがつきにくいです。
そのため、単純に「運転資金として○○万円必要です。」といっても融資審査に通過する可能性は低いでしょう。
そこで重要になるのが資金繰り表です。
資金繰り表で、「どのような費用にいくら必要なのか」「返済原資はいつ用意できるのか」を可視化することで、金融機関側は返済のイメージがしやすくなります。
特に赤字企業や利益が少ない企業など経営状況が悪い企業にとって、資金繰り表は必須です。
中々融資が通過しないという企業は、まずは資金繰り表を作成してみましょう。
まとめ
今回は資金繰り表で融資交渉をうまくすすめられる理由について解説してきました。
資金繰り表は融資だけではなく、会社運営にも役立ちます。
「数字が苦手・・」、「細かい作業は得意ではない」という方はまずは一度税理士にご相談ください。
いかがでしたか。
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