創業融資は借金ありでも受けられるか?受けられないときの対処法 2022.8.9
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
創業時に借金がある方も少なくないですよね。 事業用の資金や生活費、住宅ローンや車のローンなど借金にも様々な種類があります。 そこで疑問になるのが「創業融資は借金がある状態でも借りられるのか」という点です。 今回は、創業融資は借金ありでも受けられるのか、また創業融資を受けられないときの対処法について解説していきます。 |
創業融資は借金があっても可能!しかし内容によっては受けられないことも
結論として、創業融資は借金があっても受けられます。しかしながら、借金の内容によっては受けられないこともあります。
重要なのは日常生活の上で必要な借金か、不相応な借金ではないかという点です。
日常生活の上で必要な借金とは住宅ローンや自動車ローン、学資ローン、結婚式ローンなど日常生活での借金のことをいいます。
こういった日常生活の上で必要な借金は大きな金額ではない限り、審査に大きく影響することはありません。
しかしながら、消費者金融や収入を大きく上回るような過剰な借金、ローンの返済が滞っている場合などは創業融資が受けられない可能性が高いです。
返済能力があれば創業融資は可能、なければ厳しい状況に
借金がある場合、返済能力があるかどうかという点が重要視されます。
例えば、創業融資を300万円借りたいというケースを考えてみましょう。
自己資金が500万円で借金が200万円だった場合、300万円を借りても十分に返済能力があるので、創業融資を借りられる可能性は高くなります。
しかしながら、自己資金がなく借金が200万円だった場合、創業融資を受けられる可能性はほとんどありません。
このように借金がある場合、返済能力があるかどうかという点が重要視されます。
事前に返済能力をつけたうえで、創業融資を申し込みましょう。
借金で創業融資を受けられないときの対処法
借金で創業融資を受けられないときの対処法は主に下記の3つです。
・十分な自己資金を増やす
・日常生活の上で必要な借金のみに抑える
・借金の理由を明確に説明できるようにしておく
自己資金を計画的に蓄え、不必要な借金をしていないということで、融資担当者からの信頼を高めることができます。
まとめ
借金がある状態における創業融資について解説しました。
・日常生活の上で必要な借金であれば問題なし
・返済能力があれば創業融資は可能
・借金で創業融資を受けられない場合は、自己資金を増やす
生活の上で必要な借金である住宅ローンや自動車ローンなどを除き、借金は審査に悪影響を与えます。
少額な借金なら創業融資を受けられる可能性がありますが、大きな借金や消費者金融からの借金の場合、非常に厳しい審査となります。
可能な限り、借金を少額にしてから創業融資を申し込むことをおすすめします。
いかがでしたか。
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