<気になる疑問>開業に必要な資金はいくら?必要資金のポイントを解説します! 2022.6.7
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
これから開業しようと考えている方にとって、開業資金はいくら必要なのか気になることですよね。 開業したが、思ったよりお金がかかって、資金が足りなくなった!というケースは少なくありません。 スムーズに事業を成長させるためにも、開業資金はいくら必要なのか把握しておきたいですよね。 そこで今回は開業で必要な資金はいくらなのか、必要資金のポイントを解説します。 |
開業資金とは
開業資金には、大きく分けると「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」があります。
イニシャルコストとは一時的な費用のことをいいます。
・法人設立費用
・設備・備品購入費
・車の購入費用
・ホームページ作成費用
・ECサイト構築費用
などが代表的なイニシャルコストです。
一方、ランニングコストとは継続的にかかる費用のことをいいます。
・家賃
・水道光熱費
・人件費
・仕入費用
などが代表的なランニングコストです。
開業資金はイニシャルコストに目がいきがちですが、ランニングコストも計算した上で割り出さなければいけません。
開業に必要な資金
開業に必要な資金は「イニシャルコスト」+「ランニングコスト数カ月分」です。
最低でもランニングコストは3カ月分、余裕があれば半年分を用意しておくと安心です。
実際、日本政策金融公庫が公開している「2020年度新規開業実態調査」では、開業時に苦労したこととして「資金繰り・資金調達」が55%でトップになっています。
開業する前に、十分な資金を用意することの重要性が分かりますね。
では、開業資金をどのように準備すれば良いのかという点ですが、自己資金だけではなく、金融機関から借入することをおすすめします。
自己資金で開業資金を全て賄うとなると貯めるまでに時間がかかりますので、ビジネスチャンスを失いかねません。
融資と自己資金で開業資金を準備することで、スピーディーに開業することができます。
開業資金を融資で準備するために自己資金はいくら必要か
開業資金を融資で用意するためには一定の自己資金が必要です。
開業時の融資では自己資金がいくらあるのかという点が審査の上で、大きなウェイトを占めるためです。
最低でも自己資金は開業資金の3割は貯めておいた方が融資審査に通過しやすくなるといわれています。
開業前にしっかりと自己資金を貯めておき、融資審査に臨むようにしましょう。
まとめ
今回は開業で必要な資金はいくらなのか、必要資金のポイントについて解説しました。
ポイントは下記の3点です。
・開業資金を計算するには「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」を確認する
・目安はイニシャルコスト+ランニングコスト3カ月分(できれば6カ月)
・融資で準備するなら開業資金の3割は自己資金を用意する
開業資金の準備は、開業時に最も苦労するポイントの一つです。
事前に必要な資金を把握し、開業資金を計画的に準備し、スムーズに事業運営できるようにしておきましょう。
いかがでしたか。
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