いま流行りのバーチャルオフィスで起業する際のポイントを解説します! 2021.12.07
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
スタートアップやベンチャー企業、あるいはサラリーマンの副業などで起業する際に利用されているバーチャルオフィス。 ローコストで気軽に利用できるため、検討している方も多いのではないでしょうか。 そこで今回はバーチャルオフィスで起業する際のポイントを解説していきます。 バーチャルオフィスでこれから起業しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
|
バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは事務所としての様々な機能だけをレンタルできる「仮想の事務所」のことです。
事務所を借りるよりもローコストで借りることができ、都心の住所を借りられることから、バーチャルオフィスで起業する人も増えてきました。
基本的には、住所や電話番号をレンタルし、そこに事務所を構えている体裁で法人登記したり、名刺やウェブサイトなどに記載したりすることができます。
原則として、実際に業務を行うスペースはなく、業務利用はできないので、注意しましょう。
バーチャルオフィスのメリット・デメリット
バーチャルオフィスのメリット・デメリットは下記の通りです。
【メリット】
・コストが安い
・立地が良いことが多い
・プライバシーがしっかり守られる
・手続きが容易
・会議室が利用できる
【デメリット】
・実際の執務スペースはない
・業種によっては開業ができない
・信用度が低いことがある(銀行口座開設、銀行融資など)
バーチャルオフィスでの起業はコストや手軽さという点では大きなメリットがある一方で、様々な制限があることも注意しなければなりません。
バーチャルオフィスで起業する際に確認すべき3つのポイント
1.利用しようとしているバーチャルオフィスのサービス内容
バーチャルオフィスはサービス内容が会社によって大きく異なります。
・自分が利用したいサービスは備えられているか
・他社と比較してサービスは充実しているか
・値段は他社と比較して高くないか
という点は必ず確認しておきましょう。
2.起業しようとしている業種がバーチャルオフィスでも開業できる仕事か
業種によっては実際の事務所がないと開業できないことがあります。
人材派遣会社や士業、不動産業などが代表的ですね。
これらの仕事はバーチャルオフィスでは開業できません。
必ず事前に業種の開業要件を確認してから、申し込みすることをおすすめします。
3銀行融資を必要としていないか
バーチャルオフィスは信用度が低くなりやすく、
銀行融資や銀行口座の開設などで不利になることがあります。
ただし、一概にバーチャルオフィスだから融資を受けられないということはありません。
実際に融資を受けられるかどうかは、通常の融資審査と同じように「返済能力」「自己資金」「事業経験」「事業計画」といったことが、重点的に審査された上で決定されますので、事前にしっかりと準備をすれば、融資を受けることは可能です。
まとめ
コスト面や手続き面で魅力的なバーチャルオフィスですが、しっかりとデメリットも理解した上で、ご検討することをおススメします。
これから起業したい方、会社設立を検討中の方はぜひ参考にしてみて下さい。
いかがでしたか。
弊社では起業したい方や会社設立を検討される方を応援するために
「法人設立サポート」「経理代行サービス」「創業融資申込時のアドバイス」に力を入れております。
また弊社グループ代表の香川は認定支援機関に認定されておりますので、安定したサポートを提供させて頂きます。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間の起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。
– |