飲食店は創業時に融資を受けたほうがいいってウソ?ホント? 2021.7.27
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
飲食店をこれから開業する方の中には「融資を受けたほうが良いの?」というのは気になるところですよね。 自己資金も十分にあるから融資を受けなくても大丈夫では?と思う方もいらっしゃるかと思います。 しかしながら、飲食店は創業時に必ず融資を受けておくことをおすすめします。 今回は飲食店が融資を受けたほうが良い理由について解説していきます。
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<飲食店は創業時に必ず融資を受けておくべき3つの理由>
1.飲食店の創業には多額の資金が必要となる
2.融資の申請から実行までに時間がかかる
3.事業内容を客観的に見直せる
飲食店の創業には多額の資金が必要となる
飲食店の創業には多額の資金が必要となります。
日本政策金融公庫がリリースしている「創業の手引き+」によると、飲食店の開業には合計883万円の資金が必要となる旨記載されています。
開業だけでこれだけの資金が必要となるため、運転資金も考慮するとさらに資金が必要であることはいうまでもありません。
実際に、飲食店創業者が開業時に注意しておけば良かったと感じることでは、「自己資金が不足していた」が26.8%となっており、1位になっています。
このことから飲食店は多額の資金が必要となり、また想定以上にお金がかかることがわかりますね。
融資の申請から実行までに時間がかかる
お金が必要になったときに融資を依頼すればよいのでは?と思う方もいらっしゃるかとおもいます。
しかしながら、融資は申請から実行まで時間がかかります。
日本政策金融公庫の場合、申請から実行までスムーズにいったとしても、約1ヶ月の時間がかかります。
また、業績が悪化している場合、融資審査に通過しにくくなるという問題点もあります。
ですので、お金が足りなくなってから融資をお願いするのではなく、創業時に融資を依頼しておくことが大切です。
事業計画を客観的に見直せる
事前に融資を受けることで、事業計画を客観的に見直せるというメリットもあります。
銀行は事業計画書を元に将来的にお金を返せるのかどうか判断します。
融資審査に通過した場合、「この人がやる事業は将来的に成功しそうだ」という判断を銀行がしたことになります。
事業内容のお墨付きをもらえるため、自信をもって開業ができます。
自己資金のみで開業した場合、どうしても事業計画は甘めになってしまいます。
客観的な視点が入らず、主観的になってしまうためです。
その結果、思った以上にお金がかかってしまい、資金繰りが苦しくなったというケースは少なくありません。
自身の事業計画を見直すという意味でも銀行の融資は重要となります。
いかがでしたか。
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