【意外と知らない】飲食店を開業するために必要なこととは 2021.4.13
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
飲食店に勤めている方の中には将来の独立・開業を考えながら 働いている方も少なくないですよね。
しかしながら、いざ独立・開業するとなると「どのような準備をすればよいのか」ということは悩むポイントでしょう。 そこで今回は飲食店を独立・開業するために押さえておくべきポイントについて解説します! 飲食店の独立・開業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。 |
業種やコンセプトなど基本方針を決定する
まずは業種やコンセプトなどを決め、どのような飲食店にするかを決定しましょう。
業種は過去に自分が経験した仕事を元に決めることをおすすめします。
過去に働いていた経験がある業種で開業すると成功しやすく、融資も受けやすいためです。
コンセプトはどのようなお客さんをターゲットにして、どのような価値を提供していくかという点を考える必要があります。
コンセプトが明確になると店の規模感や収容人数、内装なども決まりやすいです。
飲食店開業において特に重要な要素となるので、よく考慮してから決定しましょう。
資格取得や届け出を提出
飲食店を開業するためには資格や届け出を各団体に提出しなければなりません。
必須とされている資格は「食品衛生責任者」及び「防火管理者」の2つです。
食品衛生責任者は飲食店を開業する上で各施設に必ず1名配置することが義務付けられています。
各地域の保健所で取得することができます。
防火管理者は30人以上を収容できる飲食店の場合に配置しなければなりません。
各地域の消防署で取得できます。
その他業種によって必要となる資格もあります。
例えば、深夜0時以降に酒類を提供する場合は「酒類提供飲食店」、菓子を製造する場合は「菓子製造業許可申請」などが必要となってきます。
また、飲食店開業で必要と勘違いされている方も多い「調理師免許」は実は取得する必要はありません。
とはいえ、店の信用度を上げることにも繋がりますので、余裕があれば取得しておいて損はないでしょう。
資金を準備する
飲食店の開業には資金が必要となります。
自己資金の他、創業融資や補助金、助成金などの資金調達を行いましょう。
日本政策金融公庫の「創業融資の手引き+」によると飲食店を開業した人の平均開業資金は1,066万円(うち金融機関等591万円、自己資金350万円、親族101万円、その他24万円)となっており、また平均費用は883万となっています。
このことから少なくても1,000万円以上の資金は準備しておくことをおすすめします。
資金を準備する上で、おすすめしたいのは日本政策金融公庫の創業融資です。
創業間もない企業でも柔軟な審査基準である他、金利が安い、長期的に融資をしてくれるというメリットがあります。
自己資金だけで飲食店を運営するのは至難の業です。
日本政策金融公庫の創業融資などを活用し、資金調達を行いましょう。
まとめ
・業種やコンセプトなど基本方針を決定する
・資格取得や届け出を提出
・資金を準備する
これから飲食店の独立・開業をお考えの方は、上記のポイントは押さえましょう!
いかがでしたか。
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