理髪店を開業するために必要なこととは? 2021.2.16
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
今回は「理髪店」を開業する方向けに、創業融資を受ける際のポイントを解説します! 理髪店開業には、理容師の資格、営業許可、保健所の認可など基本事項があります。 しかし、創業融資を受けるという観点では、これらとは違い必要なことがありますので注意してくださいね。 |
理髪店の創業融資は設備資金が基本
「理髪店に運転資金は不要」
やや極端な表現ですが、金融機関ではこのように考えています。
これは、製造業や販売業のように、仕入や製造原価が理髪店ではほとんど発生しないというイメージから来た言葉です。もちろん実際はシャンプーなど消耗品の仕入が必要ですし、理髪スタッフを雇えば人件費もかかります。
しかしながら、やはり他業種に比べ仕入、製造原価が少ない理髪店では、運転資金が足りないということは、営業がままならないとみられてしまいます。
こうした点から、理髪店の創業融資は設備資金が基本となります。
店舗の形態で大きく違う設備資金
借店舗の場合は、必要になるのは内装、改装資金です。
ターゲットにする顧客層にもよりますが、いわゆる「1,000円」カットなどの低価格店と、高級志向の店舗では当然費用も大きく変わってきます。
低価格店なら300万円前後(価格は低価格店向け内装業者サイトより)なので、高級店では当然それ以上必要になります。
設備資金を受ける際には、何にいくら必要か具体的に見積書をもって提示する必要がございますので、どういうサービスを提供するかを踏まえ、事業計画を立てましょう。
店舗立地がカギ
理髪店は、店舗にかかる設備も他業種より少なくすむので、開業は容易に思われるかも知れません。しかしその反面、競争も激しく廃業する人も多いです。
設備を安くあげようと、居抜き物件を求める人もいますが、
居抜き物件は以前も理髪店であれば「商売にならなかったから撤退した」可能性も考えなければいけません。
また、自宅の一部を店舗にして費用を少なくするケースも考えられますが、
この場合にはお客様が来てくれる立地なのか?を見極める必要があります。
安上がりだから理髪店の居抜き物件にしたら、以前と同じくお客様が来なかった、
親に頼んで実家の一部を理髪店にしたけれど、固定客もいなかったので立ちゆかなくなった
上記の事例はよくある話です。
店舗立地の重要性について、金融機関は多くの事例から成否など予想することができます。
上記のように、お金にとらわれすぎて顧客が見えず失敗した事例を知っているので、店舗立地は慎重に考えるべきでしょう。
まとめ
・融資の基本は設備資金
・設備資金はより具体的に
・店舗立地が非常に重要
これから理髪店の開業をお考えの方は、上記のポイントを押さえて、事業計画を立てることをおススメします!!
いかがでしたか。
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