(元メガバンク出身)創業融資専門家が教える!【創業融資はこれで安心】
日本政策金融公庫への融資で準備すべきことをズバリお教えします!2020.09.15
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
これから融資をうけたいと考えている創業者の場合、日本政策金融公庫の創業融資を利用しようと考えている方は多いかと思います。
とはいえ、最初の融資である創業融資では、どのような準備をすればよいのかイメージしにくいですよね? 今回は日本政策金融公庫への融資で準備すべき3つのポイントについて解説していきます。 |
<日本政策金融公庫への融資で準備すべき3つのポイント>
1. 資料を準備する
2. 自己資金を貯める
3. 斯業経験(事業に関連する仕事の経験)を積む
1.資料を準備する
公庫に融資を依頼する場合、書類を準備する必要があります。
公庫の創業融資で必要な書類は以下の通りです。
- 借入申込書
- 本人確認書類(運転免許またはパスポート)
- 6か月間の預金通帳
既に事業を始めている場合は以下の書類が必要です。
【法人】
- 登記簿謄本
- 企業概要書
- 決算書
- 試算表
- 見積書(設備投資の場合)
【個人事業主】
- 企業概要書
- 確定申告書
- 見積書(設備投資の場合)
これから事業を始める場合は以下の書類が必要です。
【法人、個人】
- 創業計画書
- 前年の収入がわかる資料(源泉徴収票など)
この中で最も重要な書類は創業計画書です。
今までの経歴や今後の事業の見通しなどを前向きに記入し、事業が成功する事をアピールしましょう。
書類は公庫の支店の他、ホームページでもダウンロードできます。
事前に準備しておくと担当者の好感度も上がりますので、必ず持参しましょう。
2.自己資金を貯める
融資の審査依頼をする前に自己資金を貯めましょう。
最低でも融資してもらいたい金額の20%、なるべくなら30%以上貯めておくことをおすすめします。
実際に日本政策金融公庫が公開している新規開業実態調査では2019年度の新規開業者の平均自己資金は262万円でした。(平均資金調達額1,237万円 自己資金比率21.2%)
一定の自己資金を貯めてから、融資の審査を受けている人が多いのが分かります。
ただし、見せ金は絶対にやってはいけません。
見せ金とは一時的に親族や友人からお金を借りて、融資が実行されたら返すお金のことをいいます。
信頼関係を著しく損なうため、融資審査に通過することが難しくなります。
自己資金は開業前にコツコツためておきましょう。
3.斯業経験を積む
斯業経験を積んでから融資を依頼することで、審査が通過する可能性があがります。
斯業経験とは創業時と同じ業種での仕事の経験の事です。
例えば、飲食店経営を考えている方は、サラリーマン時代に飲食店のキッチンやホール、店舗運営などに携わる事で融資に通過する可能性が高くなります。
斯業経験があると下記の点においてメリットがあり、創業に成功しやすいとされています。
- 過去の経験や人脈が事業に役に立つ
- 仕入先・販売先の確保がしやすい
- 事業に必要な専門的な知識がすでにある
日本政策金融公庫の融資でもこのように斯業経験が重要視されますので、事前に経験を積んでから創業することをおすすめします。
いかがでしたか。
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