融資を受けられない人の特徴はある?? 2024.12.24
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
事業者にとって、融資を申し込んだのはいいが、気になるのは審査に通るかどうかではないでしょうか。通らないと、今後の事業運営に支障をきたす場合も考えられます。 今回は、融資を受けられない人の特徴について紹介しますので、融資を申し込む際の参考にしてください。 |
融資に通らない経営者の特徴
融資を申し込んだものの、審査に通らない人には、いくつかの特徴があります。
特に、以下にあてはまる場合、注意を要します。
- ・自己資金が少ないまたはゼロである
- ・信用情報に傷がある
- ・資金使途があいまい
・会社が赤字決算の状態
自己資金が少ないまたはゼロである
自己資金が少ない、あるいは自己資金がゼロである場合、審査に通らない恐れが高くなるので注意が必要です。
自己資金は、事業において自由に使える資金です。返済の必要もありません。事業運営が芳しくなく利益が出ない状況の場合、自己資金が少なかったり、あるいは自己資金そのものがなかったりする場合、返済原資を見出せなければ審査が厳しくなります。
事業運営を行う経営者は、自己資金の準備を怠りなく行うのがいいでしょう。
信用情報に傷がある
金融機関は、融資の申込があった場合、申込人の個人信用情報を確認します。確認の際、過去に延滞や自己破産、債務整理など異動情報が登録されている場合、融資を受けられないので注意しましょう。最長10年間異動情報が個人信用情報機関に登録されます。異動情報登録が抹消されるのを待つか、他の資金調達方法を検討する必要があるでしょう。
資金使途があいまい
資金使途があいまいである場合、審査に通らない場合があるので注意が必要です。金融機関は、資金使途を重視します。融資した資金が何に使われるのか明確でないと、審査そのものの俎上に上がりません。とりあえず、手元に余裕資金を準備しておきたいという理由で融資申込をしても、間違いなく審査に通りません。運転資金、設備資金いずれの場合でも、必要となる根拠を金融機関に示せるようにしましょう。
会社が赤字決算の状態
決算状況が思わしくない場合も、融資の審査に通らない傾向にあります。金融機関は、利益を返済財源に考えるためです。赤字であることは、収入より支出が多い状況を意味します。
返済財源を確保されていない会社に、通常金融機関は融資を行いません。
ただし、赤字決算であっても、一過性のものであると金融機関が判断した場合は除きます。
まとめ
融資を受けられない人の特徴について解説しました。
融資を受けるには審査があります。しかし、すべての人が審査に通るとは限りません。紹介したような事例である場合、審査に通らないことがあるので注意が必要です。
紹介した事例に該当しないよう、日常の事業運営を行いましょう。
いかがでしたか。
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