起業する方には知って欲しい創業融資を申し込むベストなタイミング 2024.7.23
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。
創業するにあたって融資を受ける場合、いつ申し込めばいいのかと悩む起業家が多いと聞きます。 |
創業融資を申し込むベストなタイミング
ずばり創業前に申し込むのがベストなタイミングです。
理由として、以下の点があるので紹介します。
- 1.事業に使える資金に余裕がある
創業前であれば、事業に関する資金が手元にあるため、事業運営がしやすい点があります。
金融機関は審査において、融資した資金が安全に回収できるのかを重視します。
手元資金が少ない状態での起業は、金融機関にとって印象がよくありません。
事業がうまく行かなかった場合、どのようにして返済するのか疑問視されるため、審査に悪影響を及ぼします。そのためにも、手持ち資金に余裕がある時点での創業融資の申し込みがいいでしょう。
2.将来性で審査され実績が加味されない
将来性のみで審査される点も創業前に融資を申し込むメリットです。金融機関が審査を行う際、企業の決算内容を吟味して、審査の可否を判断するのが一般的です。
創業し、決算を迎えた後に創業融資の申し込みをすると、企業は事業実績を問われます。事業が軌道に乗っていない場合があるので、金融機関の審査において不利になる恐れがあるかもしれません。
創業前に申し込むことで、金融機関は決算内容で審査せず、将来性で判断します。創業融資を申し込む場合、創業前がベストなタイミングといえるでしょう。
創業融資を申し込むにあたって必要なもの
創業融資を申し込むに当たって必要なものとして、以下のものがあります。
1.起業家の事業キャリア
起業家の事業キャリアは、創業融資を申し込むにあたって必要なものです。起業家の事業実績が豊富であれば、売上の見通しやマーケティング分析、販売力等が長けていると金融機関は判断し、よい印象を与えることが可能です。
2.創業計画書
創業計画書とは、創業融資を申し込むにあたって提出する書類です。金融機関は創業計画書も審査の基準の一つとして判断するので、しっかり作成する必要があります。
主な記載内容として以下の項目があるので、参考にしてください。
● 創業の動機
● 経営者の経歴
● 取扱商品またはサービス
● 従業員数
● 取引先(仕入先・販売先)
● 必要な資金と調達方法
● 事業の見通し
3.自己資金
自己資金は起業家自身が貯蓄してきたお金のことです。金額が多いと、創業に向けて準備に余念がないと判断されると同時に、起業家自身も資金繰りにおいて余裕をもって事業運営が可能となります。
まとめ
創業融資を申し込むタイミングは、創業前がベストです。自己資金に余裕があり、事業実績で審査判断されることがないためです。
創業融資を申し込むに際して必要なものとして、起業家の事業キャリア、自己資金、そして創業計画書があります。特に創業計画書は審査の上で重要な役割を果たすので、手を抜かずに作成しましょう。
いかがでしたか。
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