2021年1月 今月は、学習塾を経営されている合同会社未来工房をご紹介します。
合同会社未来工房 本社所在地:兵庫県宝塚市清荒神2丁目18番27号TEL:078-647-6888
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長田校 | 広々としたスペースの中、生徒は勉強に 励んでいる | 右が代表の要耕平氏。左は弊社担当の星田 |
長年に亘り、塾業界で活躍されてきた要耕平氏は、大手の塾経営会社を退職し、2015年に神戸市長田区で学習塾を起ち上げられました。「安定した職を辞し、起業された理由は?」との質問に対し、「塾業界で働く労働者の待遇改善を図りたかった」と要代表。個性豊かな塾講師がテレビ出演するなど、華やかなイメージのある塾業界ですが、裏方の労働者は残業も多く、その割には収入も多くないのが実情だそう。そうした業界の因習を打破するべく、起業を決意されました。また、塾経営のノウハウには確固たる自信もあったと話されます。
現在、神戸市長田区と大阪府寝屋川市で塾を経営されており、今年1月には大阪市に新拠点を構えられたところ。今後、3校体制で事業成長を見込んでおられます。
少子化の昨今、市場規模はしぼんでいるのではと思いきや、集団指導塾が減る一方で個別指導塾のニーズは高まっており、保護者が生徒一人にかける教育費は上がっているとのこと。とりわけ、未来工房では生徒一人ひとりの目標や性格にあわせたオーダーメイドのカリキュラムを組んでおり、難関校志望から「留年阻止」まで幅広く指導を行っておられます。講師は非常勤が中心で、大学生から主婦まで様々ですが、講師の人柄によってブレがあると生徒が戸惑うため、誰が教鞭を執っても生徒が理解できるよう指導を統一されていることも特徴です。
「保護者や生徒に感謝の言葉をいただいた時や、卒業した生徒が遊びに来てくれた時が仕事の喜び」と語る要代表。将来的に校舎を増やし、要代表の理念である「待遇向上」に向け、取り組んでいきたいと話を括られました。