金融機関の違いについてズバリ教えます! 2023.2.7
こんにちは、(元メガバンク出身)創業融資専門家の宮谷祐史です。 金融機関といっても様々な種類があります。 メガバンク、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、日本政策金融公庫など。 同じ融資を担当とするものですが、特徴は全く異なります。 各金融機関の違いを理解せず、融資審査を依頼すると厳しい結果になることも。 そこで今回は各金融機関の違いについて解説していきます。 融資を依頼する前に、各金融機関の違いをしっかりと理解しておきましょう。 |
各金融機関の主な違い
主な違いは下記の通りです。
・顧客のターゲット層
・融資の規模
・地域の範囲
金融機関ごとに特徴が異なるため、自社に適した金融機関へ依頼する必要があります。
金融機関の種類
主な金融機関の種類は下記の通りです。
・メガバンク・都市銀行
・地方銀行
・信用金庫、信用組合
・日本政策金融公庫
「メガバンク・都市銀行」
メガバンク・都市銀行は大企業をメインターゲットにしている金融機関です。
東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行がメガバンクと呼ばれており、さらにりそなグループ(りそな銀行・埼玉りそな銀行)を加えることで都市銀行と呼ばれます。
融資規模も億越えが基本となっており、首都圏をベースに活動しています。
中小企業や創業間もない企業が融資を受けられる可能性は低いでしょう。
「地方銀行」
地方銀行は各都道府県に本店を置く、地元の中小企業をメインターゲットとした金融機関です。
京都銀行、横浜銀行、千葉銀行、七十七銀行が代表的な地方銀行です。
中小企業をターゲットとしていますが、会社規模が一定以上であることを条件としている傾向にあります。
そのため、創業間もない企業や規模の小さい中小企業や個人事業主の場合、厳しい審査になる可能性が高いでしょう。
「信用金庫・信用組合」
信用金庫・信用組合は地方銀行よりも小規模な企業や地域を範囲にしています。
地方銀行が都道府県単位なのに対して、信用金庫・信用組合は市区町村単位で融資を実行しています。
地域の中小企業をターゲットとしており、創業間もない企業や中小企業でも融資の対象となります。
しかしながら、保証協会付融資となるケースが多く、金利が高くなりやすいというデメリットもあります。
「日本政策金融公庫」
日本政策金融公庫は政府系金融機関で上記の民間銀行とは特徴が異なります。
創業支援を積極的に行っており、低金利・無担保・無保証など民間金融機関では難しい条件で創業者に融資をしてくれます。
創業間もない企業やこれから創業する方はまず日本政策金融公庫に相談してみることをおすすめします。
まとめ
今回は各金融機関の違いと酒類について解説しました。
ポイントは下記の通りです。
・金融機関の主な違いは「ターゲット層」「融資の規模」「地域」
・メガバンク・都市銀行は首都圏の大企業をメインターゲットとし、大規模な融資
・地方銀行は地元の有力企業に中~大規模での融資
・信用金庫・信用組合は商圏の市区町村の小規模企業や個人事業主に小規模な融資
・日本政策金融公庫は創業者や間もない企業に対して好条件で融資
各金融機関の違いを把握した上で、融資を申し込みしましょう。
いかがでしたか。
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