尼崎の創業支援税理士から起業家へのオススメ本㉗『人生の勝算』 2020.06.02
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 年間200冊ほどのビジネス書を読み漁っている私が、たまにご紹介させていただく「起業家へのオススメ本」
今回のオススメ本はこちらです ↓ 『人生の勝算』 前田裕二(著) / 幻冬舎 |
【目次】
プロローグ──経営はストリートから始まった
第1章 人は絆にお金を払う
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち
第3章 外資系銀行でも、求められたのは「思いやり」
第4章 ニューヨーク奮闘記
第5章 SHOWROOM起業
第6章 SHOWROOMの未来
エピローグ──コンパスは持っているかー
2013年11月にスタートしたライブ配信サービスで、新人アイドル、アーティストを支援できるファンビジネスを展開するSHOWROOMの代表を務める著者が、自身のビジネスモデルの解説と、その背景にある思想、理論まで踏み込んで解説した1冊。
気になった記述をいくつか示すと、
■僕の経営者としての原点は、ストリートでの弾き語りです。
小学生の頃、お金を稼ぎたくて、あらゆる方法を試しましたが、自分にとって最も誇れる、幸福度の高い稼ぎ方が、路上でパフォーマンスを見てくださる観客の方からお金をいただくことでした
■SHOWROOMの特長として、「ギフティング」という、課金機能があります。
これは、まさにストリートミュージシャンの弾き語りを聴いて感動した際に、ギターケースにお金を入れて盛り上げるように、演者のパフォーマンスに感動した際や応援のために、デジタル上でギフトアイテムを投げ込める機能です
■コミュニティ形成の5つのエッセンス
1.余白があること
2.クローズドの空間で常連客ができること
3.仮想敵を作ること
4.秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
5.共通目的やベクトルを持つこと
■余白があるからこそ、ファンは自分が應援してあげないと、助けてあげないとダメだ、という気持ちになります
■SHOWROOMの視聴者の中には、もしかしたら、現実世界では女の子と話すことが苦手な人もいるかもしれません。
しかし、アバターを通すことで、新しい「別の」自分として、人気アイドルとも堂々と会話ができます
■僕は、宇田川さんに何度も言われました。
「前田くん、仕事で大事なのは人に好かれることだ」
「君はきっとUBSで、すごい成果を出すだろう。
だけど君一人でできることなんてたかが知れている」
「仲間を増やせば会社全体、そして世の中、地球だって動かせるかもしれないんだよ」
■「ソーシャルネットワークの次は?」と聞かれたら、「ライブストリーミングだ」と、即答します。
SNSの次に来るビッグウェーブは、中国をはじめアジア圏に端を発する、ライブストリーミングです
発想がとにかく面白く、すごい起業家だなーと感心させられた1冊です。
ピン!と来た方は、ぜひ読んでみて下さい。
上記の本以外にも、起業を成功させるために、とても参考になる良書はたくさんあります。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間で、読書好きの起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。