尼崎の創業支援税理士が教える!「会議に参加させてはいけない人」2019.08.06
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 ここ最近、お金の流れに関する記事を続けていましたが、今回からは、なかなか表には出てこない「隠れコスト」について考えてみたいと思います。
突然ですが、下記について少し考えてみて下さい。 8人集まって1時間の会議をしました。 この時のコストはいくらになるでしょうか? |
これは、少し見方を変えると、このような計算式が成り立ちます。
8人×1時間=8時間
つまり、従業員1人の1日分の給与と同じということになります。
では、8人集まった1時間の会議は、従業員1日分の給与と同じだけの価値を生み出しているでしょうか?
実は多くの会社で、「会議はしたけど何も決まらない」、ということを延々と続け、無駄なコストをかけ続けているようです。
なかなか見えにくいコストですが、黒字起業家はこのような隠れコストへの意識が高く、会議の生産性を高めようとしていますが、ポイントは次の2つのようです。
- 可能な限り短い時間で結論を出す。
- 全員が議論に参加し、建設的な結論を出す。
まず、可能な限り短い時間で結論を出すためには、テーマや目的、何を決めなければならないか、などを前もってハッキリさせておく必要があります。
たまにいらっしゃいますが、会議中に会議の目的を全く理解せずに、自分の関心事などズレた話ばかりをする人、こういう人を私は「方向音痴」と呼んでいます。
この「方向音痴」が会議に入ると、会議に参加している人の時間をムダに費やすので、会社に多大な損失を与えてしまうことになります。
一方で、「方向音痴」がズレた話をしだしたら、周囲が惑わされないように、会議の本題に軌道修正してくれる人がいます。このような人は、会議の時間コストを削減してくれるため、会議には必要不可欠な人となります。
また、全員が議論に参加し、建設的な結論を出さなければならない中で、会議中に自分の意見を何ひとつ言わない人、こういう人を私は「見学者」と呼んでいます。
会社での会議で、この「見学者」が参加しているのは、全くの時間のムダ。
その間、別の仕事をしてもらう方が、会社にとってはよっぽど利益につながります。
従業員も増えてきて、社内で会議をするようになったら、この会議のコストを意識して、参加者が「方向音痴」や「見学者」にならないようにしましょうね。
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