尼崎の創業支援税理士が教える!
「起業家が押さえておくべき、ビジネスモデルとは?」 2016.11.29
こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。 今回は、“ビジネスモデル”について解説します。
あなたの仕事のビジネスモデルは、どんなものでしょうか? と聞かれても、なかなか答えられないですよね。 ビジネスモデルと難しい言葉を使っていますが、私がここで言うビジネスモデルとは、何もそんなに難しいことではありません。 |
簡単に言えば、
あなたの仕事は「何を」「誰に」「いくらで」提供するものなのか、
ということです。
実は、これが端的にうまく説明できると、売上があがるようになります。
端的というのは、時間にすると20秒くらい。
この程度の説明であれば、聞いた相手も覚えやすい。
そして、この20秒の説明にインパクトがあれば、聞いた相手が違う場所で話すようになります。
そう、口コミになるのです。
たった20秒のビジネスモデルの説明で、あなたにとっては、無料の“営業スタッフ”を抱えることができることになるのです。
ビジネスモデルの「何を」「誰に」「いくらで」の3つの要素のうち、20秒の説明に入れるべきなのは、「何を」「誰に」です。
「何を」というのは、単なる商品の種類のことではありません。
その商品には一体どんなメリットがあるのか、
これが重要なのです。
このメリットは具体的であればあるほど良いでしょう。
そして、具体的にするために「数字」を使うのが効果的です。
例えば、女性の化粧品であれば、
「若々しく見せる化粧品」よりも
「マイナス10歳肌を取り戻せる化粧品」の方が、口コミになりやすいです。
また「誰に」というのは、「男性か、女性か」とか「個人か、法人か」と言った
ザックリしたものではなく、あなたの「何を」の説明を聞くと、
「それ、売って下さい」という向こうからお願いしてくるような人のことです。
この「誰に」を、とにかく広げようとしてしまう人が多いのですが、それは良くありません。
例えば、私の会計事務所には、銀行、保険代理店、不動産会社、人材紹介会社、コンサルティング会社などが、よく「お客様を紹介して下さい」と営業に来られます。
その時、「どんなお客様を紹介すれば良いですか?」と聞くと、残念な人は決まってこう言います。
「どんな方でも大丈夫です」
これでは、口コミにはなりません。
一方、優秀な方は、この「誰に」の説明が具体的です。例えば、
銀行 | → | 「会社設立後1年半以上、3年未満の会社」 |
保険代理店 | → | 「年収3000万円以上の富裕層」 |
不動産 | → | 「大阪市内で中古の収益マンション3棟以上を持っている個人または法人」 |
人材紹介 | → | 「管理部門責任者の定年が近く、後任のメドがたっていない会社」 |
コンサルティング | → | 「年商20~40億円で、従業員数200名以下の製造業」 |
これくらい具体的に説明されると、この条件に該当する人を、
すぐにリストアップすることができます。
そして、この条件の該当者に対して、私が勝手に営業(紹介)を始めてしまいます。
なぜなら、この「誰に」は、先ほどの「何を」を説明すれば、「それ、売って下さい。」と向こうからお願いして頭を下げてくるような人、つまり紹介するだけで喜んでくれるからです。
口コミはこうして生まれていくのだと、私は考えています。
新規客を増やすために、この口コミを使うのはとても効果的です。
その口コミを増やすためには、このビジネスモデルの説明がとても有効です。
ぜひ、実践してみて下さい。
幣事務所では、上記のように、黒字につながるノウハウについて徹底解説をする会員制勉強会を開催するなど、税務や会計面だけでなく、黒字化サポートにも力をいれております。
初回無料相談ですので、尼崎、西宮、伊丹、宝塚、大阪市西淀川区などの阪神間の起業家の方は、お気軽にご相談下さいませ。
起業成功のノウハウが詰まった拙著『起業するならもっと数字で考えなきゃ!』、よろしければ読んで下さいませ。