2019年7月 今月は、真空排気ラインの粉体対策ツールメーカー『株式会社テクノス』をご紹介します。
株式会社 テクノス 所在地:尼崎市東難波町5-2-17 シンコム尼崎ビル701号 http://www.tecnostrap.com/ | ||||
上田社長が作成された冊子『排気系の困った!を解決』。日本はもちろん、中国・韓国の半導体メーカーからも引き合いがある。 | 別事業『うえだファーム』では、安心・ 安全の野菜を栽培・販売。中でも「花オクラ」 は人気が高く、料理店にも提供している。 | 上田社長(左)と香川 |
今やビジネスや生活に欠かせないパソコンやスマートフォンには、半導体や液晶ディスプレイといった最先端デバイスが用いられています。その製造過程は「真空状態」で行われることが絶対条件で、そのためにクリーンルームでは「真空排気系」と呼ばれる装置群で、常に粉体やダストを除外します。ところが、この排気系は非常に繊細で、粉づまりしたり、腐食したりとトラブルを起こしやすいのが難点。一旦、生産ラインがストップすると、再稼働までに丸2日かかることもあり、365日フル稼働の半導体メーカーとしては大損害を被ることになります。
今回ご紹介する『テクノス』は、こうした真空排気系を縁の下で支える会社。独自の知見とノウハウ、そして特許技術により、真空排気系のトラブルを未然に防ぐツールを開発・提供しておられます。 「一口に『トラブル』と言っても、その原因や発生箇所は多岐にわたります。そのため、お客様の困り事に耳を傾け、電気やガスなど広範な分野の技術を集約して、モノづくりに励んでいます。非常に地味ですが、とても意義のある仕事です!」と上田実社長はおっしゃいます。 日進月歩の業界だけに、技術の研鑽が欠かせず、従業員には、「失敗してもよいから果敢にチャレンジし、色々なモノづくりでお客様を支えてほしい」と伝えておられるそうです。上田社長曰く「今の時代、何もしないほうがリスクです」とのこと。
上田社長の目標は、「真空排気系のチャンピオン」になること。日本の、そして世界のカテゴリリーダーを目指し、日夜奮闘しておられます。さらに、真空排気系業界のさらなる地位向上・技術向上を図るべく、業界有志と「半導体・液晶プロセスガス排気系研究会」を設立予定で、今後のご活躍に期待がかかります。
代表取締役 上田 実様よりメッセージを頂きました。ありがとうございます!感謝です!