2008年11月 今月は、丹波美酒「小鼓(こつづみ)」の「株式会社西山酒造場様」をご紹介します。
株式会社西山酒造場
| ||||
↑ 酒蔵(丹波市市島町) | ↑ 清酒 小鼓(5種) | ↑ 蔵人の皆様と幣事務所 |
『ここに美酒あり 名づけて小鼓といふ 虚子』
と俳人・高浜虚子が詠んで命名したことで知られる清酒「小鼓」を造られているのが、株式会社西山酒造場です。
江戸末期の1849年創業の老舗で、創業以来、地元丹波の酒米にこだわった酒造りをされています。西山酒造の主屋は瓦ぶき木造二階建てで明治24年頃に建築されましたが、この主屋を含む建築群3点は、昨年5月に国の登録有形文化財に登録され、地域の景観形成に寄与しています。
上述した清酒「小鼓」は全国にファンを持つロングセラー商品として有名ですが、その他にも栗焼酎の「深山美栗」や梅酒、グラッパなど、こだわりの逸品が根強い人気を集めています。
最近は、特に若い世代でお酒の好みの多様化や、アルコール離れが言われていますが、若い女性の意見を参考に、『今までお酒を飲めなかったあなたへ』「小鼓微発砲シリーズ」を商品化されました。アルコール度数を5%におさえ、さわやかな口当たりで大変人気を集めています。
現在の社長、西山周三氏は大学卒業後、読売テレビ放送に就職され、テレビ局の営業を通じて、伝統産業のこれからのあり方について深く考えたそうです。同社への入社後、さまざまな新しいチャレンジをされており、最近では、通販サイト「鼓屋.com」を開設し、ネットでの営業も強化されています。
幣事務所は税務顧問として、また一消費者として、大変お世話になっており、現在は山本が担当させていただいております。