尼崎の創業支援税理士が教える！「投資家が聞き飽きている、起業家の嘘トップ10とは？」

こんにちは、創業支援税理士の香川晋平です。

前回は、出資を受けたいのであれば、エンジェル税制を活用して、個人投資家にアプローチしてみては？という提案をしました。

「融資ではなく出資を受けるには、どうすべきか？」はこちら

しかし、個人投資家の中には出資に対して寛容な方がいると言っても、百戦錬磨の投資家からすれば、あなたの事業計画の実現可能性については、あなたよりも判断能力が長けています。

私たちの予測は控えめです

→とか言いながら、人類史上最速の成長スピードの計画になっている

この市場は５年で５兆円規模になると、○○総研は言っています。

→中期的な話で予測の信ぴょう性を保とうとしているが、短期的な話でないため、その証明ができず、誰もその数字の妥当性を信じていない

来週、有名企業○○社と契約予定です。

→と言いながら、一向に署名された契約書を持ってこない

資金ができしだい、主だった社員が入ってきます。

→とか言いながら、その社員候補者が今の勤務先をやめる準備をしていない

複数の投資家がすでに出資の検討に入っています。

→実は投資家同士は知り合いであり、あなたの案件にどれくらい関心をもっているかすぐ探れる

（業界リーダーの）○○社なんて、古くて図体ばかり大きいノロマなので、脅威でも何でもありません

→事業を成功させる必要条件を何もわかっていないことをさらけ出しているだけ

特許があるので私たちの事業は安全です。

→特許は一時的な競争優位性を提供することはあっても、そこまで。

　事業を安全にはしない。

１％の市場シェアをとりさえすればよいのです。

→巨大市場の1%をとるのは困難であり、逆にターゲット市場で1%のシェアしか狙わない会社に魅力はない

私たちは先発者として有利な立場にあります。

→同じことを誰もやっていないなんてことはほぼない。

　また先発者よりも「すばやい2番手」の方が良い可能性もある。

世界一流の実績あるチームを擁しています

→ただ単に評判の高い上場企業で働いた経験があるだけで、そんな会社に２～３年いただけでは大した実績にはならない